片づけ嫌いの心理あるある

わたしたちは、頭では、これ以上モノを増やしたくないとか、心安らぐ家に住みたいとかわかっているのに、

じゃあ、どうして部屋は快適にならないのでしょうか?片づいていかないのでしょうか?

いつまでたってもモノが散らかったままだったり、溜まっていくばかりで減らないのは何故でしょうか?

ここでは心理的な側面から考えてみましょう。

心理的側面の6選

無価値観

どうせ私なんか、、、何やってもダメ

「自分に価値などない」と思っている感情が無価値観といわれるものです。

私たちはこの世に生を受けてから様々な経験をします。
その中には、自分が失敗したと感じる経験や、挫折した経験、誰かに否定ばかりされた経験などあるでしょう。

それら経験の解釈の仕方によっては、自分には価値がないと感じてしまうことがあるのです。

無価値感を抱えていると、自分の想定通りに片づかなかった場合、「どうせわたしは片づけられない人」と決めつけがちになります。

不安感

捨てた後に必要になったらどうしよう、、、

未来への良くない状況(リスク)を想像して、起きてもいないことに思い煩ってしまうことです。

冷静にリスクの大きさを見積もって、リスクよりもベネフィットの方が大きければ、リスクを取った行動は妥当な判断となります。

しかし強い不安感を抱えているとゼロイチで考えて、一つでもマイナス要素があると、身動きが取れなくなってしまいがちになります。

劣等感

自分には片づけの才がない

劣等感とはある事柄に対して「自分が他人よりも劣っている」と抱く感情のことです。

周りから「片づけごときで」と言われたとしても、あなたにとっては深刻な悩みとなることもあるでしょう。

自分が他人より劣っているという気持ちが強くなりすぎると、自分を責めてしまったり、時にはその気持ちをごまかすために相手を攻撃したり嫉妬したりしてしまいます。

不達成感

まだまだ、全然ダメだ、もっと頑張らなければ

何をやっても達成感を感じられない感情のことです。

他の人のから「すごく片づいている」「素晴らしい」と言われても、あなたにとっては謙遜ではなく本音で「まだまだ」と思うこともあるでしょう。

そんな「やり残した感じ」が残っていても、「もっと片づけを極めていきたい」というワクワク動機につながっていれば、変なしんどさは生じません。

一方で「やらなきゃ、やらなきゃ……」と追い詰められているのなら注意が必要です。過剰な義務感を持っているのかもしれません。

罪悪感

要らないけど大事な人からの貰い物だし、捨てたら申し訳ない

罪悪感とは、社会のルールや道徳的な規範から外れた行動を取った時に自分を責める感情のことを指します。

「こうあるべき」「こうしなくてはならない」という自分の中のルールが強すぎてがんじがらめになると、外部からの確実な保証がない限り、何も行動できなくなります。

現実逃避

もっと広い家にさえ済めば、こんな状態に陥るはずはない。

現実逃避とは、現実に求められたり、何かしなくてはならない物事から意図的に注意や意識をそらすための行為や感情のことを指します。

片づけられないのを自分のせいにしたくない人に、この傾向が強く現れます。

思ったように進まずに投げ出してしまいたいときに、自分に責任があると厄介だという感情が強いので、他のせいにして辞められる状態を作り出したいのです。

あるある心理から脱する対処法

これらの感情を全て消し去ることができれば、どのほど楽しい片づけになるでしょう。

でも、、、難しいですよね。

上で挙げた感情に対する個々の対処法は調べればたくさん見つかるでしょう。

けど、、、それを一つ一つ実行するのは大変ですよね。

なのでここでは各感情に共通してできる対処法を提案します。

寝る

上手くいかないときは、ごちゃごちゃ考えずにとりあえず寝ましょう。身体が不調だとメンタル面もひきづられます。

また、寝ることで考えがある程度整理されてスッキリしていた経験はないですか。

寝ることの効果をあなどるなかれ。

執着しない、固執しない

どの感情も有っていい。有るのが通常。

前提をそのように切り替えてみましょう。

ただし、

その感情に執着しすぎないこと。

感情から生まれた思考に固執しすぎないこと。

それは、あなたの本心との「ずれ」を知らせるサインでしかないのです。

消そうとしない

無理やり消そうとする、無理やりポジティブに変えようとすると、感情は「消さないで」ともっと主張してきます。

そうではなくて、受け入れてあげる。その感情の存在を認めてあげる。

不安感
ぼくはとっても不安なんだ。捨てた後に必要になったらどうしようって。
そうなんだ、不安なんだね(心の中でぎゅっと抱きしめてあげる)。
不安感
そう、不安なんだ。
不安なんだね、教えてくれてありがとう(心の中でぎゅっと抱きしめてあげる)。

そうすると、自然と消えていく。向こうから「バイバイ」と去ってくれます。

「そんなの嘘だ」と思う人ほど、一度は試してください。

全ては幻想だった、と気付くはずです。

参考

”かたづけられるあなたに変わる”
ToToNo-i-Labo(トトノイラボ) 橋本英明


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