手放して後悔したモノ

モノを手に入れ、使い、手放す。この行為(循環)を生まれてから死ぬまで繰り返します。

モノを手に入れることは容易になりました。高品質なものが安価で手に入る。家から出なくても玄関先まで届けてくれる。こちらが要求しなくてもテレビ、ラジオ、ネット等でバンバン知らせてくれる。

一方でモノを手放す時はどうでしょう。モノによっては捨てるにも費用がかかる。モノが勝手に家から出ていくことはない。 こちらが要求しなくてもテレビ、ラジオ、ネット等で「限りある資源を有効に使いましょう」と間接的に邪魔してくる。

そしてなによりも、あなた自身の「まだ使える。。。」「いつか使うかも。。。」という心の声が、手放す行為を躊躇させてしまう。

私は過去に大きなモノ

  • テレビ
  • ベッド
  • ソファー
  • クルマ
  • 本棚

などを手放していた時期によく聞かれました。

モノを手放して後悔したことはないんですか?

そんなときはいつも、

ないよ

と言ってます。

手放す前にしていること

なぜそう言えるかというと、モノとの未来について徹底的に考えて(自問して)納得して手放しているから。
例えばテレビだったら、

  • 今後もテレビと過ごすとすると、自分の生活にどんな良い/悪い影響があるか。
  • テレビを手放すとすると、自分の生活にどんな良い/悪い影響があるか。
  • テレビを別の場所に移動して、テレビ無し生活を仮体験してみる。

こんな感じで考えて、自分にとってメリットが大きければ手放します。
瞬間的に決めてることはあまりなくて、数ヶ月かかることもあります。

手放した後

手放したモノが残っていたら使いたい場面に出くわすことはあります。ただそれがイコール後悔とはならない。

納得して手放すということはこれらのリスクを許容しているということ。 「事前に想定できなかったケースがあった」というだけ。 それは手放したことでしかわからなかったことで、その経験は必ず今後に活きてくる。失敗ではなく新たな発見。

将来どうなるかなんてわからないので、リスクゼロの考えより、手放す前は本当に納得できるまでしっかりと自問自答することが大事です。
その時に自分の内側にどんな想いや感情が芽生えるかしっかりと捕まえてみよう。
その想いや感情に時に納得したり、時に折り合いをつけていく。あなたの価値観はそんな中に隠れているかもしれませんよ。

失ったものに執着せず、今あるものを大切にしよう。

”かたづけられるあなたに変わる”
ToToNo-i-Labo(トトノイラボ) 橋本英明


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