「自分は片づけられない人間だ」と勘違いしてしまうのはなぜ?

昔も今も、片づけブームは健在のように見えます。

ブームが長く続くということは、人気があっていいことのように見えますが、一方では、片づけで困っている人が思ったほど減ってない(むしろ増えている?)ということでもあります。

なぜこのようなことになっているのでしょうか?

「自分にはできない」という決めつけ

いろいろな要因の中でも特に根が深いのが、

「自分は片づけられない人間だ」と勘違いしている

というものです。

自分の能力はちっぽけなものだと勘違いし、(意識しているかどうかに関わらず)あなた自身が、「自分は片づけられない人間だ」と確信してしまっています。

自分自身が、片づけには無力な存在だと信じてしまっているので、

綺麗に片づけたとしても、

このくらい誰でもできる。わたしより上手な人はいくらでもいる。

と思い込み、

一度でも失敗すると、

やっぱりわたしは片づけられない人間なんだ。

と思い込み、

ご自身で創造した解釈で、ますます片づけに無力な存在へと導いています(負のループ)。

でも、好き好んで上記のような解釈をしているとは思えないですよね?

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。

幼少期からの思い込み

人はこの世に生を受けてから、さまざまな影響を受けます。

  • 散らかしちゃダメでしょ!
  • なんで片づけられないの!
  • ◯◯ちゃんはできてるじゃない!
  • (他の人に向かって)うちの子は片付けられない子で、、、

小さな子供にとって論理的思考は難しく、絶対的な存在である大人たちから否定や比較が繰り返されることで、「自分はできない人間なんだ」と潜在意識レベルで刻まれていきます。

結果、「わたしには絶対どうにもならないものだ」という思い込みが出来上がり、「片づけられるようになろう!」とはハナから思わなくなってしまうというわけです。

「片づけられるように?(表面上は繕うけど、本心は)そんなことやってもムダムダ、意味ない。」

というのが、大人になっても公理(自明の真理)になってしまうのです。

参考:公理とは

1 一般に通用する道理。
2 数学で、論証がなくても自明の真理として承認され、他の命題の前提となる根本命題。
3 自明であると否とを問わず、ある理論の前提となる仮定。

https://kotobank.jp/word/%E5%85%AC%E7%90%86-63340

思い込みを解除する

公理になってしまった思い込みを解くのは、自分自身で行うしかありません。他人が説得しても反発されるだけです。

今この記事を見ているあなたがこの思い込みを解きたいなら、やることはシンプルです。この記事にたどり着いたあなたなら必ずできます。

世間の目や社会常識など、あなたの「外にある情報」を全て遮断して、自分は”ほんとうに”片づけられない人間なのか、考えてみればいいんです。

一瞬で終わるかもしれないし、1週間かかるかも、1ヶ月かかるかも、1年かかるかもしれない。それは誰にもわからない。無理に答えを導かなくていい。長い目で見て取り組んでください。

  • 食事中に食べ物をこぼしたら、それを捨てて床をキレイにしているなあ。
  • ゴミ出ししてる。それは要らないものを片づけてるってことか。
  • 会社で整理整頓の見回りがある時は、デスク上はスッキリとできている。

など挙げたらいくらでも見つかるはずです。

わたしは片づけられる力を持っているけど使っていないだけ。片づけられないって思い込んでいだだけなんだ。

と頭でも心でも納得できれば公理は書き換わります。

さいごに

あなたには想いを実現する力があり、望むこと・行動することによって、あなたの想う未来を現実にしていくことができます。

「片づけができない」と「片づけレベル1」は全然違います。

他人が「あなたは片づけられない」と思っていても、他人があなたの想いを取り除くことはできないので、気に留めなくても問題ないわけです(華麗にスルーでOK)。

あなたがどう思うか、どう感じるかは自由です。であれば、笑顔になれる、ワクワクする、積極的になる方を選択しませんか?

あなたは片づけられる人間です。

”かたづけられるあなたに変わる”
ToToNo-i-Labo(トトノイラボ) 橋本英明


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