かたづけエンジニア 橋本英明(はっしー)です。
何か新しいことを学ぼうとする時、人間はいつの間にか新しい事柄を過去の経験に照らし合わせて理解しようとすることがあるものです。
過去の知識が原因となって、新しいことを学ぶことが難しい理由が明らかになってきたという内容です。
この内容からかたづけを考えてみましょう。
短い時間軸では過去にひきづられる
脳は非常に柔軟性があり、総じて適応性が備わっていますが、少なくとも短い時間軸においては学習の際にゼロからニューロンのつながりを再構築するのではなく、既存の「ニューロンのレパートリー」から学習済みの内容を「リサイクル」するという非効率な方法を取ることが明らかになっています。
かたづけも慣れていないと最初はすごく難しく感じるはずです。
特にモノの要否を決めるとき。どうしても過去に起こったことを考えてしまいますよね。
- これ高かったなあ
- まだちょっとしか使ってないなあ
- もらい物だし、、、
こうして、本当は手放したいんだけど、過去のことが断ち切れずに溜め込んでしまう。
こういったこと、よくあるのではないでしょうか。
自分を責めない
そんなとき、「わたしってダメだなあ」と思ってしまうと、脳は「わたしってダメだなあ」を学習してしまいます。
自分を責めるのはやめましょう。
この記事を読んだあなたならわかるはず。脳は短期的には覚えているやり方を捨ててしまうことを嫌うのですから、なかなか決断できないのは当たり前ともいえます。
「これは脳の働きによるものだ」、「脳の仕組み上こうなるもんだ」
とただ事実を把握するだけでいいです。
脳をだましてみよう
脳をいい意味で騙してあげて新しい記憶で過去の記憶を上書きしてあげましょう。
「保留ボックス」なんてのも、脳をだますいい方法です。
手放してはないけど、手放したものとして数週間〜数ヶ月過ごすことで、脳が「これ、なくても全然問題ないじゃん」ということを覚えてきます。
頭と心が一致すれば、今まで躊躇していたことも踏み出しやすくなります。
脳は一生付き合うものですから、その性質を理解して、自分に役立つように使ってあげましょう。
さいごに
昨日のことも覚えてないこともあるのに、脳は既に覚えているやり方を捨ててしまうことを嫌っているなんて不思議ですね。
でも、それが脳の機能ですから、かたづけできない自分を責めないでくださいね。