かたづけエンジニア 橋本英明(はっしー)です。
時間とかたづけの関係について、これまでいろいろお伝えしてきました。
かたづけができない理由として他によく挙がるのが、”モチベーション”です。
こういう言葉よく聞きませんか?
そしてあなたもよく言ってませんか?言っているならその後かたづけましたか?
おそらくほとんどの人が”No”ではないでしょうか?
待っててもやる気はやってこない
リフレッシュしてモチベーションが上がったらきっと行動できる。
そう思っている人は多いのではないのでしょうか?
でもやる気なんて待ってても出ないです。宝くじの当選を祈るようなもんです。
思い出してください。過去やる気になったのはどういう時ですか?
- 家庭訪問で先生が来る時
- 彼氏(彼女)を家に呼ぶ時
- 子供や孫がお正月遊びに来る時
- 義理の父母が訪ねて来る時
- 上司から整理整頓を命令された時
こんな時ではないでしょうか。”やる気になった”というより”やらざるを得なくなった”という方が正しいですね。
では、打つ術なしでしょうか?
5秒ルールで強制的にやる気を起こす
安心してください!モチベーションを上げなくても、行動ができる5秒の法則を紹介します。
(関西でよくある、食べ物を落としてもすぐに拾えばセーフ、というのではありません。。。)
メル・ロビンスが提唱、5秒の法則
まずはこちらの動画をご覧ください。
メル・ロビンスさんは次のように説明しています(19分20秒付近)。
やりたい気持ちがふと湧いた時、5秒以内に行動に移さなかったらあなたは、緊急ブレーキをかけてアイデアを潰します。秒殺です。立ち上がり、バンドが演奏している間に踊りたいという衝動があっても、5秒以内に立ち上がらなければ、緊急ブレーキをかけてしまうのです。
5秒の法則というのは、”思いついたら5秒以内に行動しなさい”というものです。また、”緊急ブレーキ”をかけるのは自身の脳です。
なぜ5秒なのか?人間は思いついてから5秒以上経ってしまうと、やらない言い訳を考え始めます。そして行動ができなくなり、後回しにし始めます。
しかし、5秒以内であればこの言い訳が出る前なので、行動に移せば、その後はすんなり行動できるという、脳の構造からきています。
人はコンフォートゾーンに止まろうとする
なぜ脳はこのような処理をするのでしょうか?
メル・ロビンスさんはこう説明しています。
私はひとつの面を自動操縦、もうひとつを緊急ブレーキと表現します。それがみなさんの持つすべてのペダルです。自動操縦と緊急ブレーキです。みなさんの脳は、どちらが好きだと思いますか? 自動操縦です。
仕事場へ運転していったのに「あれ、どうやってここへ来たんだっけ?」と思った経験はありませんか?だから私が強制的という言葉を使うのは、普段の行動以外のことをするときはいつでも、強制的でなければできないからです。人生を考えてみると、おもしろいですよね。私たちは最初は子どもで、その後、大人になり、私たちは毎日同じ生活を送ろうと努力します。そしてそれに退屈するのです。
自動操縦と緊急ブレーキのどちらの欲求が勝つかと言えば、、、人間は楽なほうに流れていく(コンフォートゾーンに止まろうとする)生き物なので、大抵は変わらない方(自動操縦)を選びます。
一方で人間は、変わりたくないという欲求と、成長したい(変わりたい)という欲求と。相反するものが入り混じっている生き物です。
ですから、”変わりたい”という満たされない欲求を補うために「言い訳」を選ぶのです。
5秒ルールを実践してみよう
まとめると、こんなガツンとした表現になります。
かたづけを始めていないのは季節や疲労ではなく、思った時にあなたが5秒間何も行動しなかったから。
私は食べることは好きですが皿洗いは嫌いです。翌日まで(水にはつけますが)そのまま置いておくこともあります。でも、思い切ってやり始めると、逆に全部洗い終わるまではやめたくなくなるんですよね。だったら”洗わないと”と思った時にスッとやってしまった方が気持ちも引きずらなくてラクですよね。
私はこの皿洗いで5秒ルールの実験中です。
あなたも一緒に、”5秒ルール”を大いに活用しましょう!
行動するからやる気が出る。
行動するからあなたが変わる。