”決断疲れ”を避けるための部屋と仕組み作り

かたづけエンジニア 橋本英明(はっしー)です。

決断疲れ(判断疲れ、決定疲れ)という言葉はご存知ですか?

簡単に言うと「人は決断をするたびに負荷がかかるので、決断が多いと疲れてしまいエネルギーがなくなる」ということです。

肉体労働していないけど、毎日ヘトヘトで家に帰っていることはありませんか?

そんなときに「ちょっと相談があるんだけど」って言われてもきちんと聴ける状態ではないですよね。

これも決断疲れが原因かもしれません(判断できるエネルギーが残っていない)。

かたづけと決断疲れ

なんでこの話題をしたかというと、

かたづけと決断疲れとは密接に関わっているからです。

 

特に整理するときは、決断・判断の連続です。

「これは、もう手放すべきだろうか?」

「気に入ってはないけどまだ使える。どうしよう?」

「こんなに同じものがあってもしょうがない。けどどれを残そうか?」

 

これ、経験した人はわかると思うんですが、

2,3時間もやっていれば、ものすごい疲労感を感じてきます。

短期間でかたづけようっていうのは、

非常に困難で酷なことをしているってことですね。

 

決断しなくていい仕組みをつくろう

家にいるときぐらいゆっくりしたいっていうのは誰しも思うところでしょう。

でも、その家で過ごすこと自体が決断・判断だらけだったら安らげるでしょうか。

あのペンはどこにいった?

冷蔵庫には何がどのくらい残ってる?

クローゼットに入りきらない服をどうしようか?

雑誌の山ができちゃったなあ。

 

もっと大事なことに決断・判断の力を使いたいなら、

安らぐ場所では決断の数を減らすための仕組みを作っていきましょう。

 

決断疲れをしないためにできること

リセット化

安らぎたい場所が、現時点でぐちゃぐちゃでイライラしたり、

それを意識させないように自分の心を仕向けているなら、

環境を一度リセットする(かたづける、整理整頓する)ことが大事です。

 

上でも書いたように、かたづけ、整理整頓自体が決断を伴うものなので、

集中が続く時間内で、何回かに分けて進めていくといいでしょう。

ルーティーン化

決断疲れをしないように、意図的に決断の数を減らすことが大事です。

つまりは、事前に決めたこと(仕組み)を極力続ける(ルーティーン化する)ことです。

 

スティーブ・ジョブズが同じ服しか着なかったのは有名ですね。

大事なところに決断の力を使うために、何を着ようかな、という決断を避けていたのでしょう。

 

無理のない範囲で、仕組み化できないか考えてみましょう。

  • 朝は同じものを食べる
  • 曜日ごとに着る服を決めておく
  • ランチは800円以内と決める
  • 食材の残りがパッと見てわかるまで買い足さない。
  • 家族みんなで使うものは全員で置き場所を決めておく。

その都度決断しなくてもいいように、事前にいろいろと決めておくと、長い目で見たときに負担を減らせますよ。

”かたづけられるあなたに変わる”
ToToNo-i-Labo(トトノイラボ) 橋本英明


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