摩擦力から考える、モノとの適切な付き合い方

かたづけエンジニア 橋本英明(はっしー)です。

 

連日寒い日が続いていますね。

雪も降り続いていますし、スリップしたりこけたりして怪我などしないように注意しないといけないですね。

 

歩いたり運転したりするときは、ある程度の摩擦が無いと危険ですが、かたづけにおいては、

あなたとモノとの摩擦を最小限にすること

が快適な暮らしをするポイントになります。

摩擦力とは?

まずは復習しましょう。

床の上に置かれた物体を動かそうとする(青線)と、それを邪魔しようとする力(赤線)が働きます。

この力(赤線)を摩擦力といいます。

 

ではこれを図のように、あなたのモノに対する必要度(青線)と不要度(赤線)に置き換えてみましょう。

必要度の方が大きければ、右に動きますよね。

そして、動かすならちょっとの力で動いてほしいですよね。

不要度(赤線)が大きいということは、それだけ決断疲れが生じることになります。

摩擦を最小限にするには

不要度(赤線)を小さくするにはどうすればいいでしょうか?

物理現象から紐解いてみましょう。

摩擦をなくす

どれだけ引っ張っても右に動かない(不要度合いが大きすぎる)なら、モノ自体をなくしましょう。

そうすれば、摩擦はゼロです。

モノを手放す行為がこれに当たります。

摩擦の少ないところへ移動する

ザラザラ面の上に置いていたら右に動かなくても、ツルツル面の上に置けば摩擦も小さくなり右に動くようになります。

モノを取り出しやくする、置き場所を変える行為がこれに当たります。

棚の奥深くに追いやられて使われることのなかったボールペンも、使いやすい手前に置き直せば見つける手間もなくなり大活躍するかもしれません。

 

摩擦の少ないモノへ変える

重たいモノより軽いモノの方が右に動きやすいですよね。

使いやすいものにかえる行為がこれに当たります。

重くて使いづらかったフライパンも、軽いフライパンにすればラクに料理ができて楽しくなるかもしれません。

溜まった雑誌はお気に入りの部分だけ切り取って保管すれば、省スペースに自分だけの特別な一冊ができます。

 

傾斜で摩擦を小さくする

平面に置いていたら動かないものも、斜面に置くと動きやすくなりますよね。
(斜面にビー玉を置くと勝手に転がっていくのをイメージしてもらえばわかりやすいかと)

モノに対する視点(使い所)を変える行為がこれに当たります。

もう着ないであろう服もウエスにして使えば、掃除の際に大活躍してくれるでしょう。

お菓子の缶をおもちゃ箱として使えば立派な収納道具です。

 

さいごに

ぜひこの4つの観点で、部屋のリセット化(かたづけ)を実行してみてください。

  • モノを手放す
  • モノを取り出しやくする、置き場所を変える
  • 使いやすいものにかえる
  • モノに対する視点(使い所)を変える

”かたづけられるあなたに変わる”
ToToNo-i-Labo(トトノイラボ) 橋本英明


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