いつの間にか玄関にDMの山が出来ている…
リビングのテーブルの上は、いつもなにかしらのモノで溢れている…
これらは、突然起こったわけでもなく、モノが勝手に動いてできたわけでもありません。
そこに暮らす人の「ちょっとした気の緩み」が重なってできたものです。
割れ窓理論に学ぼう
こういった話があります。
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーでは、ささいな傷をおろそかにせず、ペンキの塗りなおし等の修繕を惜しみなく夜間に頻繁に行うことで、従業員や来客のマナーを向上させることに成功しているとのこと。
ちょっとくらいの傷ならいいか、とそのまま放置してしまうと、それが従業員の気の緩みにもつながり、「ちょっとくらいゴミが散らかっていてもいいか」、「ちょっとくらい床が汚れていてもいいか」、「ちょっとくらい遊具の動きが鈍いけど大丈夫だろう」、「ちょっとくらいサボってもバレないだろう」とどんどん負の連鎖が起きそうですよね。
割れ窓理論に通ずる片づけの例
例えば、リビングルームにお母さんが読んだファッション雑誌が放置されていたとしましょう。
それを見た子供たちは純粋に、「ここにはモノを放置してもいいんだ」と認識して(お母さんから学んで)、遊んだおもちゃを放置(出しっぱなし)にしてしまうのです。お母さんはおもちゃを片づけてほしいと思っているのに、そのお母さんが子供に放置することを(暗に)教えているのです。
最初の何気ない行動が、その後の散らかるきっかけを作ってしまいました。
さいごに
環境で人は変わります。これを意識して、自身の行動を見直してみましょう。
出しっぱなしにしているものはないですか?置きっぱなしにしているものはないですか?
出しっぱなしにしないための仕組み、置きっぱなしにしないための仕組み作りに取り組んでみましょう。
そして、使ったらすぐ戻すことを実践し習慣化していきましょう。