「かたづけられる」になるために”最低限”必要な要素(その2)

かたづけエンジニア 橋本英明(はっしー)です。

前回の記事では、知識についてお話ししました。まだ読んでいない方はチェックしてくださいね。

今日は「かたづけられる」になるために”最低限”必要な2つ目の要素についてお伝えします。

意識

最低限必要な要素の2つ目は意識です。

頭と心の矛盾に気づくことが大事

かたづけたい気持ちはあるけど重い腰が上がらない、なんか面倒くさい、なんかダルい。そういって先延ばし続け、悩みを持ち続けて苦しむ。

なぜこんなことになってしまうのでしょうか?

医学的な対処が必要な方ももちろんいるでしょう。でも多くの場合、その理由は

かたづけたくないから です。

 

当たり前のことを言っているだけと思われるかもしれません。

ですが、当たり前だからこそ立ち止まって冷静に考えてみましょう。

 

あなたは、頭の中では”かたづけたい”と思っている。

一方であなたは、心のどこかでは”かたづけたくない”と思っている。

 

このような状態になっているのではないでしょうか。

頭と心のバランスがとれていないことが悩みにつながり、苦しみにつながっていきます。

自分の頭と心は今どういう状態なのか、これを把握することから始めましょう。

頭と心の中を見える化しよう

頭と心の状態を把握できたら、その内容を見える化(書き出し)しましょう。

例を挙げて考えてみます。

喉がカラっからに渇いたらどうしますか?→飲み物(水など)を飲みますよね?

では、部屋が乱れていてイライラしたらどうしますか?→かたづける、、、でしょうか?素直にYESと言えない場合、飲み物の場合と比べてどんな違いがあるのでしょうか。

飲み物の場合(一例)

メリット デメリット
飲み物を飲む ・喉が潤う
・元気を取り戻せる
・飲み物を取りに行く(用意する)のがめんどう
・お金がかかる
飲み物を飲まない ・作業を中断しなくて済む(集中が途切れない)
・お金がかからない
・体に悪影響が出るかも
・喉の違和感が続く

心の中で優先されているものを橙で塗っています。飲み物の場合は、飲み物を飲むメリットの方が重視されていて、かつ頭の中も飲みたいと思っているので違和感なく飲み物を飲むという行動をします。

かたづけの場合(一例)

メリット デメリット
かたづける ・部屋がスッキリする
・イライラしなくなる
・時間をとられる
・疲れるしめんどう
かたづけない ・したいことをする時間がとれる
・しなくても怒られない、生きていける
・イライラが続く
・探し物をする時間が増える

心の中で優先されているものを橙で塗っています。かたづけの場合は、かたづけないメリットの方が重視されています。そのため行動に移せません(かたづけません)。一方で頭の中はかたづけたいと思っているので、そのギャップが悩みとなって出てきます。

頭と心の折り合いをつける

見える化できたら頭と心の差(ギャップ)を埋めていきましょう。埋めて行くというのは、心の中にある”かたづけたくない”を無理やり”かたづけたい”に変えなさい、ということではありません。

先ほどの例でいうと、白塗りされている方(かたづけるメリットとかたづけないデメリット)をもっと深掘りして考えていきます。

  • 部屋がスッキリすると、どんないいことがあるか?
  • イライラしなくなると、どんないいことがあるか?
  • イライラが続くと、どんな嫌なことが起こるか?
  • 探し物をする時間が増えると、どんな嫌なことが起こるか?

というように深掘りを続けていきます。このとき大事なことは、自分に嘘をつかないことです。

そしてメリットとデメリットの優先度が変わった時の理由が、あなたの「かたづけたい本当の理由」になります。

本当の理由がわかると、かたづけたい に変わっていきます。

まとめ

頭でいくらかたづけたいと思っても、心がかたづけたくないと思っている以上、体は動きません。

頭と心の状態を把握し、かたづけたい本当の理由を見つけ出す(頭と心のギャップを埋める)ことが、遠回りのようで近道です。

頭と心を一致させることで、あなたの「かたづけたい」は走り始めます。


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