禊祓い(みそぎはらい)というと、宗教っぽいイメージを持つ方もいると思いますが、ここで紹介するのは、モノの片づけを応用した自分自身の(過去一定期間の)振り返りとリセットについてです。
私が行っている方法で、紙とペンだけあればできるコスパの良い方法です。
その1:期間を決める
振り返る期間を決めます。例えば年末なら今年1年とか。季節の変わり目ごとに過去3ヶ月とか。自分が振り返りたい期間で設定します。
その2:紙に書き出す
決めた期間で、
- やってできたこと
- やってできなかったこと
- やらなかったこと
- 考えたこと
- 感じたこと
- 身に降りかかったこと(良い悪い関係なく)
など思いつく限りを書いていきます。ポイントは、
- 自分のことだけ振り返ること
- 世の中のこと(ex.今年も景気悪かったなぁ)ではなく、他人のこと(ex.旦那が昇格した)でもなく、自分に関係することだけを振り返っていきます。「xxxのころ、自分はyyy」こんな感じですね。
- 深く考えないこと
- パッと思い出されるものだけでOK!無理にしぼりだそうとすると、書き出す作業自体が苦しくなります。思い出せないものは自分の中で吸収されているか、大したものではないかのどちらかであることがほとんどです。
- 客観視すること
- 事実を”ただありのままに“捉えてください。その当時の気持ちは書き出してもいいですが、自分の今の気持ちは入れないことが大事です。(bad ex.今年はフルマラソン完走できなかった。今考えるとなんて情けない結果だ。← 2文目は書いてはダメ)
その3:感情を味わう
書いたこと一つ一つについて、その当時の沸き上がった感情をしっかりと受け止めて、良いことも悪いことも受け入れます。
受け入れるというのは、ただただ「そんな気持ちだったんだね」、「そんな風に思ってたんだね」、「よかったね」、「大変だったね」などと過去の自分に語り掛けるイメージを持つとわかりやすいと思います。
その4:方向性を考える
振り返りができたら、次は可能性を探求しましょう!ここでいう可能性の追求とは、「これからどうしていくか」を考えることです。
細かな所まで決め始めると、時間もかかって終わらなくなるので、書き出した項目について方向性だけを決めていきます。具体的には、
- 完了(今年でやりきった)
- 継続(来年も続けていく)
- 中止(諦める)
- 中断(間を空けて再開する)
を決めます。中断の場合は期限も決めましょう。
特に大事なのは「中止」です。時間は有限なので、やらないことを決めることは、やることを決めることより重要です。
さいごに
モノの整理においても、全部出し→分ける→要不要を判断、というstepを踏んでいきます。自分整理もこれと同じ流れで行っています。
自分整理は最初は目に見えないので、いかに見える化できるか(出し切れるか)がポイントです。出し切れると、それだけでだいぶ心の中が整理されます。
ぜひ取り組んでみてください。
もちろん、時間を取れるのであれば最初からじっくり考えてもらってOKですよ!
しないことを決めておくだけでも意外とスッキリしますよ。