コロナ禍で「免疫力向上」とか「免疫力を上げよう」といったワードがよく聞かれるようになったと思います。
ただ、これはコロナに限った話ではなく、病気全般に言えることです。免疫力が下がるとさまざまな病気にかかりやすくなります。
そこで、ここでは、「からだの整理と食」という点から、免疫力向上のためにどういったものを取り入れるべきか、書籍を参考に考えてみたいと思います。
参考にした書籍
参考にした書籍はこちらになります。
著者の神尾哲男さんは、末期がん余命ゼロと診断されながら、独自の食事療法で14年間ガンを抑え込んだ方です。この本では、その独自の食事療法が余すことなく書かれています。
ちなみにがんが発覚するまでは、不規則な生活、慌ただしく食す、お酒、たばこ、欲望のままの甘味食、という食生活だったそうです。
食にかける情熱が違います。自分の「死」と向き合わざるを得ない状態ですからね。免疫力向上につながるヒントが満載だと思い採用しました。
取り入れたい食事法
ここでは、みなさんに取り入れてほしいものを3つ厳選して紹介します。
塩は天然塩を摂ろう
減塩ブームが生まれてもう何年になるでしょうか。すっかり「塩」は健康に悪いイメージがついたように思います。減塩みそ・減塩醤油 ・減塩ぽん酢 ・ 減塩ソース ・ 減塩マヨネーズ、、、関連商品も挙げれがキリがありません。
著書では、塩はきちんと取るべきと言っています。「ただし、天然塩を」です。
減塩しないといけないのは「精製塩」を指しています。
- 天然塩
天然塩とは、海水を乾燥させて作った<海水塩>や、陸上に閉じ込められた海水の塩分が蒸発により濃縮し、結晶化した<岩塩>などのことです。
がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事 より
- 精製塩
これに対して、化学的な方法で人工的に作られた<塩化ナトリウムの塩>というのがあります。
がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事 より
と全く異なるものなんですね。天然塩は各種ミネラルが含まれています。
調味料はいつも使うものだからこそ、どんなものを使うかはこだわっていきたいですね。
執筆時点では、「ぬちまーす」の塩がオススメですが、他にもたくさん出ているので、自分にあった天然塩を楽しみながら選んでみてください。
身体を弱アルカリ性に保とう
体もphを調整するのか?と思いましたか。本にはこう書いてあります。
体がアルカリ性になると、ほとんどの病原菌が死にます。彼らは酸性でしか生きられないからですが、その一方、食生活の乱れなどでバランスが崩れて、酸性に傾けば傾くほど病気になる確率が高まります。
がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事 より
甘いものは酸性のものが多いようで、現代の食生活は酸性に偏りがちな環境なんですね。
対策として、クエン酸水を飲むことが書いてあります。
クエン酸はドラッグストアや薬局ですぐ手に入ります。これを水500mlのペットボトルに対して小さじ1杯くらいの割合で混ぜ入れて、よく振ってから飲みます。
がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事 より
できることから始める、継続が大事
本にはたくさんの方法が書かれていますが、あれもこれも実行することを勧めてはいません。
マイナス100をゼロにするのが無理なら、せめてマイナス80、70にしていこう
がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事 より
解決を一挙に目指すのではなく、マイナスを少しでも取り戻すために努力しよう
できそうなことをトライしてみて、自分に合っていそうなら継続することが大事です。体はすぐには変わらないのですから。
さいごに
調味料など、この本で学んだ後に商品を検索してみると、今まで知らなかったものがいろいろ出てきて面白いです。少しでも楽しめそうなところからやってみるのもいいですね。
食材については、こちらの書籍も参考になりますのでご紹介します。