かたづけエンジニア 橋本英明(はっしー)です。
先日のブログで、立てた目標を継続するコツを紹介しました。
関連記事目標達成の鍵は”ドラクエ”にあり
ただ、こんな声もあるのかなと。
そこで本記事では、目標を立てる際に使われる有名な方法をお伝えします。
Contents
目標を具体的にしていく
何を、どこで、いつ、誰と、 どれくらいの期間でするのか
目標というのは、具体的に落としこんでいかないと 実行に移される可能性は低いと言われています。
そのため、達成までのアクションがイメージしやすく意欲が沸いてくるように、目標を分解して明確に設定することが重要になります。
SMARTの法則
では、目標を明確に表現するためにはどうすればいいでしょうか?
有名な指標として、「5つの要素」の頭文字をとった”SMARTの法則”というものがあります。
(「SMARTの法則」でググると解説記事がたくさんでてきますよ)
「SMART」とは下記の要素を含んだ目標設定の指標です。
“M”:Measurable(測定可能か)
“A”:Agreed(納得しているか)
“R”:Realistic(実現可能か)
“T”:Time-bound(期限があるか)
細かな説明は他のサイトに譲るとして、ここではかたづけを例に挙げて説明します。
Specific(具体的か)
誰が聞いても同じイメージを持ってもらえる、明確で具体的な表現や言葉を使うことが大事です。
「クローゼットの中をかたづける」ではなく、
「クローゼットの中の服を全部チェックして、今後自分が着るものだけ残す」
というように具体的にして行動に移りやすいようにします。
Measurable(測定可能か)
目標の達成度合いを明確に判断できるよう、定量化して表せることが大事です。
- 現状の服の数→200着
- クローゼットに入る(管理可能な)数→100着
- 今後自分が着ない服の数→0着にする
というように決めることで、進捗状況も把握しやすくなります。
Agreed(納得しているか)
SpecificでMeasurableにできた。でも、あなたが納得していないと何も始まりません。
どうしてその目標を達成したいのか?を考えて、素直な気持ちで納得していることが大事です。
他人に勧められたからではない、イヤイヤやるのでもない。
自分の内側でその意義を感じ、自分で決断したか。
この項目が、成否を分ける一番のポイントだと考えています。
Realistic(実現可能か)
現実的ではない場合、目標を見失いやすく諦めてしまいがちです。
あまりにも目標が高いと、状況は以前より良くなっているのに、「頑張ってても成果がでていない」ような感覚になってしまいます。
無茶な目標はあくまでも最終の目標とし、まずは現実的な目標を持つことが大事です。
今後自分が着ない服の数を1ヶ月で0着にする→現実的でないから3ヶ月で0着にする
などご自身のライフスタイルも考慮して決めていきましょう。
Time-bound(期限があるか)
期限が無いと多くの場合、自分に甘えてしまい、後回しにしてしまいます。
行動につながらないので目標達成もできませんし、振り返りもできません。
悪い「機嫌」だけが増えていきます。
期限を設定することが大事です。
長い期間かかりそうな目標なら、いつくかのステップに分けてでも期間を設定するようにしましょう。
使用にあたってのポイント
ここではSMARTの法則をよりよく使うためのポイントを、私の実体験から紹介します。
期間は短めで設定する
上でも書きましたが、期間は短めで設定しましょう。長すぎるとダレてきたり、当初の意義を見失ったりします。
長くても3ヶ月までにしておくのがよいと考えます。3ヶ月以上かかりそうなら、一旦3ヶ月までの目標で考えてみてください。
必ず振り返り、次のSMARTに活かす
「やった」で終わらないようにしましょう。
- どこまでできて、どこができなかったのか。
- なぜできなかったのか。
- 自分に問題があったのか、外的な問題なのか、設定そのものに不備があったのか
など、必ず振り返りましょう。そして、次のSMARTを考える時に今回の振り返りを活かして目標設定しましょう。
こうすることで行動をブラッシュアップでき継続性も促せます。そしてこの積み重ねが最終的な目標達成へのプロセスとなります。
同じ目標で同じ内容を続けるにしても、 毎回確実に成長できるように 意識して行動することが大事です。
目標を下げることを恐れない
SMARTで具体的に目標を立てても全てが成功するとは限りません。むしろ失敗の方が多いでしょう。
そんな時は素直に目標を下げましょう。下げても問題ないです。下げることもせず適当にやめてしまう方がよっぽど問題です。
よく”忙しい”ことを理由にしてしまうことはないですか?
忙しいのはいつだって同じです。今の”忙しい”の中で、できる目標にして(下げて)続ければいい。
現在置かれた状況の中で、常に何ができるかを 「現実的に」考えるのが、成長し目標達成するためのポイントです。
その前提で、もうこれ以上ダウンシフトできかったり、これ以上続けても意味がないなと、笑顔で実感できたら、それが明らめる時ではないでしょうか。
どうにも合わないなら他の方法で
SMARTはあくまでも”指標の一つ”です。このやり方自体がそもそも合わないなら他の方法を使ったり、自分であみ出せばいいんです。SMART自体に縛られないようにしましょう。