人を変えようとせず、家を人にあわせて片づけいく

数年前に放送されたTV番組の中で、ゲストの妹さんがこんな訴えをしていました。

お兄ちゃんは野球の練習から帰って来ると毎日玄関に荷物を置きっぱなしにします。

お母さんから何度注意されても直しません‼︎

映像を見てみました。確かに置きっ放しといえば置きっ放しでしたが、通路の真ん中でなく、ちゃんと(?)壁沿いに置いてました。彼は彼なりに考えて置いてるように見えました。

察するに、「野球してヘトヘトで帰ってきて、早く休みたいから、玄関で靴脱いで、手持ちの荷物を置いて、歩きながら帽子を脱いで、リュックをおろして、リビングへ直行 or 洗面所で着替え」
という行動パターンが習慣化しているのではと。また、お母さんコメントでは、

20回言って1回片づけたらいい方

ということから、野球に一所懸命に取り組んでおり、帰った時にはエネルギーをほぼ使い切っている(片づけに注意がいかない)のかなと。 つまるところ、何度注意しても状況は変わらないでしょう。

家を人にあわせていく

この課題を解決する一案としては、

“人を家に”合わすのでなく、”家を人に”合わす。

ことが考えられます。 その人のライフスタイルにあった部屋にしていく(仕組み化)ことです。

今回の場合だと、例えば、 一次置場の定位置を確保してあげる感じで、

  • 玄関に一次置場を作ってもいいでしょう。
  • 壁に荷物をかけるフックを取り付けてもいいでしょう。

さいごに

人を変えるのは難しいけれど、家の仕組みは変えやすいです。
空間を変えることで、人は変わっていきます。

”かたづけられるあなたに変わる”
ToToNo-i-Labo(トトノイラボ) 橋本英明


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