かたづけエンジニア 橋本英明(はっしー)です。
お正月休みも終わりに近づき、そろそろ仕事モードへ頭を切り替えているころでしょうか。仕事では、様々な判断を下す場面の連続かと思います。「これは我が社にとって良い(利益になる)のか?、悪い(利益にならない)のか?」
今回はそんな判断とかたづけの関係についてお伝えします。
誰かの良い・悪いに振り回されると、苦しくなる
私たちの悩みの多くは、「それが、良いか悪いか」がよくわからなくなってしまうことによって生じます。
「これっていいんでしょうか?」というものです。
- 「モノは少ない方がいいですよね?」
- 「床にモノは置かない方がいいですよね?」
- 「服はきちんとたたんでタンスに収納すべきでしょうか?」
- 「10年以上前に子供が作ってくれたものなんですけど、使ってないし捨てた方がいいですか?」
- 「かたづけたいけど時間がない。それでも毎日ちょっとづつした方がいいですか?」
聞きたいことは全部同じ。「いいですよ」 or 「ダメですよ」。
判断がつけられないから誰かに決めて欲しいと思っている。
ものごとは2択で決められるほど単純ではない
良し悪しだけで決めるのは難しい。物事はそんな2択で一概に決めれられないものだからです。
ある時点での良いことがその後悪いことにつながる場合もあるし、その逆もあります。
- 服をきちんとたたんでタンスに収納してスッキリした。だけど生活しているうちに何をどこにしまったかわからなくなって不便になった。
- 服を見せる収納にしたことで、いつも目についてしまいイライラしていた。だけど買い物に行って欲しい服が見つかった時に今持っている服を全部思い出せるので、同じような服を買わずに済むようになった。
このように、実際に良いか悪いかはしばらく試してみないとわからないものもあります。そして、かたづけはやってみないとわからないことの方が多いと感じています。だからこそ、多くの人が悩んでいるのだと思います。
長い目でみればすべて成功までの道のり
なぜこんなことが起こるのでしょうか。私は、”1回で全てを判断しようとするから難しくなる”と考えています。
仮にその時良いと思ってやってみて上手くいかなかったとしても、その経験から別のもっといい方法が見つかって上手くいくことだってあります。
- 服をタンスにしまったのでどこにあるかわからなくなったのなら、半透明の収納ケースに変えて服のカテゴリ(スカート、Tシャツ、など)を前面に書いて貼っておけば、スッキリしつつ場所もすぐに思い出せるかもしれない。
どっちを選んでも長い目で見ればあまり変わらない。諦めずにやり続けていけば思い描いていたものに近づいていきます。
納得感とワクワク感を大事にしていこう
じゃあいったいどういう基準で判断していったらいいの?と疑問に思うかもしれません。そこで私のオススメの方法をご紹介します。
選択に迷った時はどちらを選択したら今の自分が納得するか、ワクワクするか、ドキドキするか、楽しめそうか、を基準に判断してください。
人間誰しも間違いや失敗はあります。だからこそ、その時納得するまで考えて自分で判断を下すことが大事ですし、そうしておけば、仮にうまくいかなかった時も冷静に振り返って次に進むことができます。
納得感とワクワク感を大事にしていけば、かたづけの過程は楽しいものになっていきます。
かたづけは何度でもチャレンジできます。ある時点で終わるものではないので、長い目で見て楽しみましょう。